イベント・レポート ちょうどいい地方でちょうどいい関わり方を考えるトークイベント

2022年12月18日、台東区の私設公民館・SOOO dramatic!(ソー・ドラマチック)で、移住や関係人口を促進するイベントを開催しました。

テーマは「地域との関わり方」。

参加者のみなさんと一緒に、地域との関わり方について考えました。

今回はその様子をご紹介いたします!

下野市ってどんなところ?地域とかかわるってなんだろう?

下野とかいてしもつけと読みます!
 

イベントは下野市総合政策課・大橋(おおはし)さんのプレゼンテーションからスタート!

「上野・中野・下野(しもつけ)」といった興味深い切り口の楽しいお話から始まり、下野市から都内へのアクセスや医療体制など、生活インフラの充実度について説明をしてくださいました。

みなさん頷きながら真剣に耳を傾けていて、下野市の魅力を十二分に感じ取ってくださっていました!

関係人口とはお付き合いの関係!
 

つづいて、NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークの古河(ふるかわ)さんから「地域との関わり方に関するプチ講座」がありました。

筆者は、お話の中にあった「関係人口とはお付き合いの状態」という例えがとても印象的でした。まずはお互いを知って、ポジティブな関係を通して未来をつくっていく「お付き合い」は、関係人口という言葉の意味を説明するのにうってつけだなと目から鱗が落ちました。

この講座で古河さんがおっしゃっていた「東京では消費者となっている」という言葉が心にささったと話してくださった参加者の方もおり、地域との関わり方についてのイメージがより具体的になったに違いありません。

下野市で活躍するプレイヤー・鈴木祐磨さんの「地域とのかかわり方」

鈴木さんの自己紹介!
 

つづいてはゲストである下野市地域おこし協力隊の鈴木祐磨(すずき・ゆうま)さんのトークです。

鈴木さんが地域に関わる原動力になっていることについてのお話や、ご自身が地域に興味を持つようになったきっかけなどをお話してくださいました。

現在、鈴木さんは下野市で

・地域と関わる場づくりをするシモツケ大学の運営

・高校生が地域で活動するプロジェクトの運営

・若者の活躍する社会を目指すNPO法人・青二才(申請中)の立ち上げ

に携わり、「人と人・人と地域がつながる場づくり」に取り組んでいます。

今では下野市で地域づくりに取り組むプレイヤーとして活躍している鈴木さんですが、以前は自宅と職場の往復を繰り返すだけの味気ない生活を経験したこともあるそうです。

筆者自身も、自宅と職場の往復の生活のなかで、「いま人生を振り返ったら、人に楽しく話せることが何もないな・・」と不安でさみしい気持ちになる生活をしていたので、とても共感できました。

「人とつながること」の難しさを感じた鈴木さん。下野市で、人がつながる場づくりを行う中で、「人とつながること」の面白さも体感し、自分を発揮できる居場所となるようなコミュニティを見つけることができたそうです。

今では、地域での活動をさらに加速させていくため、仲間とともにNPO法人の設立も進めています。参加者のみなさんに寄り添い、地域と関わるためのガイドとなるようなお話をされている姿がとても素敵でした。

今後の活躍から目が離せませんね!

参加者のみなさんとグループトーク!

グループトークをするみなさん
 

イベントの締めくくりは、参加者のみなさんとのグループトークです。

ここでは、2拠点生活を考えている方や、ゆくゆくは地元に帰ってコミュニティづくりに挑戦したい方、都内に通える距離での地方移住を考えているけれど人間関係のあり方に不安がある方、すでに地域とのかかわりに挑戦している方、下野市出身で都内在住の方など、ひとことで「地域との関わり」といってもみなさんがさまざまな思いを持っていらっしゃることが分かりました。

そんなさまざまな思いに対して、大橋さん・古河さんのプレゼンテーションをはじめ、鈴木さんの実体験にもとづいたお話はとても参考になったようで、参加者の方々が前のめりになってトークをされるシーンがたくさん見られました。

参加者のみなさん
 

地域に関わることには多くの選択肢があります。たとえば移住、たとえば観光、たとえばお取り寄せ、たとえば地域の人との交流など。

どんな風に地域と関わるのかは人それぞれです。

みなさんに芽生えた「地域と関わりたい」という気持ちをみんなで大切にしていくことができたら、実りのある「かかわり」になるのではないかなと感じた1日でした。

イベント情報

さて!ここでビッグなお知らせがあります!

下野市では、きたる2023年2月に「なにもない街からはじまる共創の旅」と題した地域共創型プログラムをご用意いたしました!

下野市の地域課題に取り組むプレイヤーの視点からローカルを学び、自分たちのできることを考えながら、地域と関わる「最初の一歩」を踏み出してみる、そんなツアーとなっています。

今回ゲストとしてお話いただいた鈴木さんが、このプログラムの案内人です。

・ローカルプロジェクトに関わりたい

・都内に暮らしながら、地方に関わりたい

・地域との関わり方を探している

そんな方はぜひ、ふるってご参加くださいませ!

ではまた!