青柳 高弘(あおやぎ たかひろ)

未来の農業に希望を。地元野菜の魅力を発信する生産者

  • あおやぎ農園経営
  • 講演・料理教室開催
幼い頃から農業を継ぐつもりでしたか?
子どもの頃からかんぴょう干しをはじめ、畑仕事の手伝いをしていく中で、自然と農家になろうという気持ちが芽生えていたような気がします。学校を卒業後、そのまま農家になりました。幼い頃から農業が身近だったという点が大きかったですね。
下野市ではさまざまな農作物が栽培されていますが、下野市が農業に適している理由はなんですか?
生産量日本一のかんぴょう(干瓢)をはじめ、ほうれん草、ゴボウ、スイートコーンなど県内1位の生産量を誇り、その他にも市内では様々な野菜が生産されています。下野市は、関東平野の真ん中に位置し、平地である上、自然災害も少ない土地柄。土壌も良く、冬場の日照時間も多いので、夏野菜から冬野菜まで、年間を通して幅広く生産できます。
また、東京都内にも近く、高速道路など交通の便がいいので、新鮮な野菜を都内に供給できます。消費地である都心への輸送の面でも下野市は好立地だと思います。
青柳さんは、農作物を生産するだけでなく、様々な取組をされているそうですが、どのようなことをされているのですか?
かんぴょうをはじめ、下野市の美味しい野菜を広めるために、地元の子ども達に向けて小学校や図書館で講演を行ったり、料理教室などを開催しています。あおやぎ農園オリジナルのグッズをつくり、マルシェなど地域のイベントにも積極的に参加しています。また、都内でのかんぴょう普及を目指し、市が開催した「かんぴょうサミット」に参加し、かんぴょうのPRのお手伝いなどをしています。
これから農業をどのように展開していきたいですか?
美味しい野菜をより多くの方に届けられるようにするため、積極的に機械を導入し、規模拡大をはかっていきたいと思っています。将来的には、自分の子どもたちが進んで農家になりたいと思ってもらえるような経営をしていければいいですね。
また、この下野市の上古山地区周辺には若い農業後継者が多くいるので、みんなで協力し、農業で地域をさらに盛り上げていければと思います。

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